正しい敬語の使い方
会社には毎日いろいろなお客様が来社されます。また、職場では上下関係が存在しますので、私たちは日頃から頻繁に敬語を使っています。敬語の基本を再確認して上司や先輩、お客様に対して正しい敬語を使いましょう。
敬語は大きく分けて
(1)尊敬語:相手を高める言葉遣いで相手の行動に対して使います。
(2)謙譲語:本人や本人側に属する人を低める言葉遣いで本人や本人側の行動に使います。
(3)丁寧語:言葉の使い方を丁寧にすることで相手に敬意を表す言葉遣いです。
(例 語尾を「です」「ます」「ございます」にする。名詞に「お」や「ご」をつける)
の3種類がありますので、その場に応じた言葉遣いができるよう、まずは尊敬語と謙譲語の違いを理解し、使い分けができるようになってください。
あいさつはビジネスに欠かせないもの
ビジネスはあいさつで始まり、あいさつで終わります。あいさつがなければビジネスが始まらないといっても過言ではありません。
朝の「おはようございます」に始まり、あいさつは毎日何度も繰り返して行うものです。あいさつとは「相手の心を押し開く」という意味があるように、あいさつから人間関係が始まり、信頼関係が深まっていきますので、初めて会う人にも毎日顔を合わせている人にも自分から積極的に行いましょう。
恥ずかしがってボソボソと小さな声で言っても相手に聞こえなければ、あいさつしていないのと同じです。あいさつは「表情」と「動作」と「言葉」で構成されますので、必ず相手の顔を見て、笑顔で元気よくあいさつします。
そして、もうひとつ大切なのが「返事」です。返事は人間関係を築く潤滑油ですので、どんなときにも返事は「はい」と応えましょう。
ボールを投げる人とそれを受け止めて投げ返す人がいるからキャッチボールが続くように、名前を呼ぶ人に対してそれを受け止め返事を返すことで私たちの仕事や人間関係は円滑に進むのです。
覚えておきたい社内あいさつ
出典:『ビジネスマナー』(有)関西レディースコーポレーション刊
次回は「電話応対の基本」です。