ビジネスマナーのファーストステップ
マナーは堅苦しくて覚えにくい、いろいろなケースがあって難しいなどという声をよく聞きますが、基本さえしっかり押えておけば決して難しいものではありません。
仕事のできる人はマナーも一流であるといわれます。
是非みなさんもこのコーナーでマナーの基本を再確認してみませんか?
第一印象の重要性
お客様は、最初に会った、または挨拶や言葉を交わした社員の第一印象でその会社全体のイメージを決定づけます。その第一印象はわずか5~6秒で決められ、その後、約3年間は良くても悪くても、その印象が残るといわれています。
社員一人一人が会社を代表し、「会社の顔である」という意識を持って行動しなければならないといわれるのも、こうしたことからです。
相手に与える第一印象のインパクトには3つの要素があり、視覚情報55%、聴覚情報38%、言語情報7%の割合であるといわれています。これはアメリカの心理学者アルバート・メラビアンの実験結果によるもので、「メラビアンの法則」として有名です。
第一印象は身だしなみで決まる!
身だしなみのポイント
1.清潔であること(清潔感があること)
2.機能的であること(仕事や作業が行いやすいこと)
3.個人や全体(会社やその場の雰囲気等)に調和していること
身だしなみで注意することは、とにかく相手に不潔感・不快感を与えないことです。見えやすい襟、そで口などはいつもきれいな状態を心がけ、少しでもシミ、汚れが付いたら、こまめに洗濯しましょう。靴下やハンカチなどは会社のロッカーに予備を用意しておく心がけも必要です。
また、おしゃれと身だしなみは違います。おしゃれは自分が楽しむものなので、仕事に適さない場合があるので注意してくださいね。
では、「身だしなみチェックシート」で自己診断してみましょう。
出典:『ビジネスマナー』(有)関西レディースコーポレーション刊
次回は「正しい敬語とあいさつ」です。